皆さんこんにちは。だんだんと朝晩も冷え込みはじめましたね。これから少しずつ寒さが本格化し、布団から出たり、外出するのが億劫になってきます。生活のリズムが乱れないようにしましょう。
今回は、『転倒予防につなげる知識と運動』について紹介していきます。
介護予防のためには、規則的で活動的な生活習慣や余暇活動を持つことが重要であり、いつまでも楽しく健康に過ごすために、レクリエーションを通し、寝たきりの原因の上位である「転倒」の予防につなげていきましょう。
転倒により引き起こされる可能性がある、寝たきりに繋がる要因として「骨折」がありますが、これらを防ぐには2つの方法があります。
まず1つ目は「転ばない」こと。2つ目は「転んでも骨折しない」ことです。つまり、転倒防止策には、「環境的側面」と「身体的側面」に関するものがあります。
これらのような転倒予防策をとると良いと思います。
例えば、深夜も転倒の起こりやすい時間帯のひとつです。排泄のため、深夜に起きることがあると思いますが、おぼろげな状態で寝室、ベッドからトイレまでの移動の際に、転倒が起こりやすいと考えられます。上記の予防策で転倒を避けることが出来る可能性が上がると思います。
真っ暗じゃないと寝られないという方は、枕の近くに懐中電灯などを置くというのも予防策になると思います。
転倒予防に必要な運動として、筋力アップ、関節の柔軟性、バランス能力、瞬発力等の能力の工場、これらの為の運動に重要性があります。
まずは、「転ばない」基本的な身体づくりのために、筋力アップとストレッチを行います。この中でも4つのポイントが重要です。
これらの運動は、マシン等を使用しなくても、ベッド上や座位でも下肢を浮かせたり、膝を曲げ伸ばしたりして自分の身体を負荷にしたり、チューブやボールを使うなど手軽な運動でも筋力アップは可能です。しかし利用者の状況や意欲、興味、生活スタイルなどに合わせて、運動を取り入れることが大切です。
転倒を予防する為に重要となるもう一つの点が「コーディネーション能力」です。
コーディネーション能力とは、目や耳などの五感でとらえた情報を脳で処理し、神経を伝って筋肉を動かすという一連の運動プロセスを、瞬時に適切に行うための能力のことをいいます。
例えば、「転倒しそうになった時に、瞬時に手すりをつかむことができる。」「バランスを崩した時に、反射的に足を出しすぐに体勢を立て直すことができる。」といった素早い身のこなし等の能力のことです。
今回は、このコーディネーション能力を身につけ向上させるために、ボール運動のレクリエーションを紹介いたします。
ボール運動の実施するにあたっての注意点
今回の、転倒予防につなげるボールを使ったレクリエーションをご紹介はいかがでしたでしょうか。ボールを使った運動は一人でも可能なものもありますが、ご家族等と同居されている方は一緒に行うことでコミュニケーションもとれ、なお良いかもしれませんね。テレビを見ながらなどリラックスした状態で気軽に行ってみてください。